赤穂市消防団
酒井 順平さんの巻

酒井さん
「消防団に入団して」

 私が消防団に入団するきっかけは、管轄地域の分団長が父であり、週末になると新しい入団者の勧誘に出掛ける父のことばでした。「人にお願いをして入団してもらうには、先に筋を通さないとなあ・・・。順平、入団頼むわ」と言われたことが正直なところです。
  私が幼少の頃から、近くでサイレンが鳴ると一目散にハッピ姿で家を飛び出した父、朝になり目が覚めても父が帰っていないことも度々。「入団を頼む」のことばに最初は迷いましたが、父の熱意が私へのバトンタッチと受け止め入団を決意しました。
 入団後の秋、台風による集中豪雨災害に父とともに出動し、降り続く豪雨と河川水位の急激な上昇で防波堤と雨水排水溝から逆流した出水を目の当りにした際、消防団活動の必要性と重要性を身に染みて感じさせられました。休むことなく土のうを作る者、出来上がった土のうを手際よく家屋の玄関先に積み上げていく者。訓練では積み土のうも体験しましたが、暴風と豪雨の中での作業に一瞬身震いしながら、父と先輩団員の頼もしい姿を今でも覚えています。
  「地域は自分たちで守る」とよく言われますが、いざ災害が発生した時、地域で頼られる消防団でありつづけるためにも、日頃から災害に備える消防団活動を身に付けなければません。
  父は二年前に消防団を退任しましたが、今では訓練、災害に出動するときは「気を付けろ」と後押してくれます。父の期待に添えるよう、地域の防人を目指し防災活動に励みます。



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