芦屋市消防団精道分団
中野 克彦さんの巻

中野さん
 
「ポンプ車新調」

 私が精道分団の一員にして頂いて早くも一〇年が過ぎました。
 入団した当初は整列、点呼の方法も知らず、先輩方に熱心にご指導いただきました。
 そんな私ですので、消防で使用する道具の名称さえ知らないまま、器具点検の指導を受けながら必死で名称、使用方法を覚えました。
 しかし、私には一つ目標がありました。我が精道分団のポンプ車は、いすゞ車をベースにした四輪駆動のCD―II型を保有しておりましたので、自分も早くそのポンプ車の機関員として活躍したいと願っておりました。機関員の先輩につきまとい、あれこれ質問しながら一生懸命学習しました。先輩方も熱心に指導してくださいました。今思えば、生意気でしつこい人間だと思われたことでしょう。
 念願がかない現在は機関員をさせていただいておりますが、昨年転機がおとずれました。現在のポンプ車が導入後、一五年を経ていること等により新調されることになりました。今までですと、出来上がった車両が消防本部より導入されるだけでしたが、団長のご配慮により分団員の要望を取り入れた車両を製作していただくことになり、実行委員会が結成されその一員に選出してくださったのです。
 ベースになる車両から装備品、装備品の配置、パトライトの形式、サイレンアンプまですべて自分たちで話し合い、消防本部の装備担当の方、団長の助言をいただきながら決めていきました。驚いたのは、中間検査まで団員である私までもが立ち合わせていただきました。理由はあとでわかったのですが、「団員が初めから少しでも携わっていれば、今以上に車を大事にしてくれる。」と言う団長の思いがあったようです。
 阪神大震災等で活躍した先代のポンプ車に変わって、平成二〇年一二月に日野レンジャーをベースにしたCD―II型のポンプ車が納車されました。自分達の要望で出来上がったポンプ車だけに喜びも大きかったです。
 起きないことが第一ですが、有事の際には的確且つ迅速に対応できるよう、本署隊の方々にご指導いただいております。
 また、団長は人命救助にも熱心で、応急手当普及員の資格取得も奨励されており、私も昨年取得して自主防災訓練や各種イベント等で普及活動を行っています。
 今後も初心を忘れず「街の防人」として、また後輩団員の見本となるべく活動をしていきたいと思います。

 
長野ポンプ艤装 A−2搭載 CD−II型
長野ポンプ艤装 A−2搭載 CD−II型


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