平成29年度女性消防団員技術研修会
(公財)兵庫県消防協会

 平成30年2月4日(日)兵庫県消防学校にて女性消防団員技術研修会を開催し、県内から55名の女性消防団員が参加しました。

 

 今回の研修は、礼式訓練と小型ポンプの操作方法を消防学校教官からご指導いただきました。
 礼式訓練も小型ポンプの操作方法も全て屋外で実施し、寒い中でしたが放水訓練も実施しました。
 礼式訓練、小型ポンプの操作方法共に、教官方からきめ細かい指導をしていただき、少人数に分かれて訓練を実施したことで、一人一人への教育効果も高く、受講者からは「分かりやすかった。」「細かいところまで詳しく教えていただけた。」との感想をいただきました。
 礼式訓練は、頭で分かっていても普段から訓練していなければ、思うように身体は動きません。規律正しい機敏な動きが市民からの信頼にも繋がります。受講者は皆、実技訓練によって、礼式を学ぶことの大切さを実感したようです。

筆保事務局長挨拶
 
小型ポンプの操作を学びます。 防火水槽からの取水を実践。
放水の水圧を体感しました。 ホースの巻き方も学びました。
 

 また小型ポンプの操作方法については、普段なかなか触れる機会のない小型ポンプに実際に触れ、放水を行うことで、ポンプのしくみや水圧のすごさを体感することができました。また消火栓と防火水槽の二種類の使い方やホースの巻き方なども学ぶことができ、少人数で受講できたおかげもあって、それぞれの役割を良く理解することができ、班内でのコミュニケーションも取りやすかったようです。ポンプの操作は危険も伴います。お互いにコミュニケーションを密に取ることが大切だということを実感していただくことができました。
 受講生の皆さんからは、礼式の応用を学びたい、本格的な操法も学びたいなど、前向きで熱心なご意見を多くいただきました。受講生の皆さんのスキルが向上するよう、今後も充実した研修会を実施できるようにしていきたいと思います。

 最後になりましたが、本研修会でご指導くださった消防学校教官の皆さま、寒い中にも関わらず放水訓練の指導や補助をしてくださった、随行消防職員の皆様、本当にありがとうございました。

 
礼式訓練:班員でお互いに動作確認を行います。 礼式訓練:教官から細かい動きを指導していただきます。
礼式訓練:美しく敬礼します。
 

この度の研修会参加消防団は次のとおり。
・神戸市北消防団
・神戸市長田消防団
・神戸市垂水消防団
・尼崎市消防団
・明石市消防団
・芦屋市消防団
・伊丹市消防団
・豊岡市豊岡消防団
・豊岡市出石消防団
・三木市消防団
・川西市消防団
・小野市消防団
・三田市消防団
・丹波市消防団
・南あわじ市消防団
・淡路市消防団
・猪名川町消防団
・播磨町消防団
※上記参加者他、県内消防本部職員・市町防災担当職員等20名