平成27年度第1回女性消防団員技術研修会
(公財)兵庫県消防協会

 平成27年7月11日(土)兵庫県消防学校にて今年度1回目の女性消防団員技術研修会が開催され、県内から110名の女性消防団員が参加しました。 研修内容については、講演会とHUG(避難所運営ゲーム)の実践という二本柱で開催しました。

 

 まず午前中の講演会では、リスクウォッチ代表の長谷川祐子氏に「女性消防団のために−NEXT STAGE」と題して講演していただきました。
 長谷川先生は、平成23年度にも当協会の女性消防団員研修会へ講師としてお越しいただいたことがありますが、前回と同様、この度も参加者に大変好評でした。「自分の身は自分で守る」ということは、「知る」ことから始まります。「知識」を持っていることにより、危機管理の能力が高まること、それを伝えていくことの大切さを語って下さいました。女性消防団員にできることを分かり易く示して下さり、子供達に伝えられることを具体的に語って下さったことが、参加者にとってはとても有意義であったようです。

講義中の長谷川先生
講義中の長谷川先生
 

 防火防災の予防広報は、女性消防団員の役割で大きな柱の一つと言えます。幼稚園や小学校での活動も多い中で、効果的に伝える技術や内容を具体的に示していただくことは、今後の活動の大きな糧になります。この度の講演を経て、より多くの女性団員の活動内容が深まり、地域住民の危機管理の意識が高まることを期待します。

参加者の間近で語りかけられる長谷川先生
参加者の間近で語りかけられる長谷川先生

 次に午後からのHUG(避難所運営ゲーム)は、兵庫県防災士会の粟田政志氏をはじめとする5名の防災士の皆さんにご指導いただきました。 まず「難しい」という感想が圧倒的に多く見られました。避難所には、様々な事情を抱えた人々が集まります。しかも非常時であるため、精神状態も通常とは異なり冷静ではいられない中、瞬時にたくさんのことを判断しなければなりません。ゲームの中でも難しい状況なのに、これが現実であれば、もっと混乱した中で避難所を運営しなければならないのです。過去に震災などで被災された女性消防団員の方々も、今回初めて避難所運営の難しさを知ったという方が多くおられました。

 

 今回のHUGは、短時間で初級編ということで行いましたが、避難所運営の大変さや課題、日常的に準備しておかなければならないこと、心構えなど、参加者が考えるきっかけになったと思います。この経験と課題を所属消防団へ持ち帰り、地域の自主防災組織や行政と連携しながら、万が一に備えていただければと考えます。

HUGの説明を聞く参加者

班別にHUGを実践中
HUGの説明を聞く参加者 班別にHUGを実践中
 

 この度も、参加された女性消防団員の皆さんは、とても意欲的に学ばれておりました。また、班別行動により他団との交流も図っていただくことができたようです。
 今後も多くの女性消防団員が「参加したい!」と思えるような研修会を企画し、新しい情報を提供・共有したいと思っております。今後とも積極的なご参加をよろしくお願いします。

 

 この度の研修会参加消防団は次のとおり。
・神戸市灘消防団
・神戸市中央消防団
・神戸市北消防団道場支団
・神戸市北消防団長尾支団
・神戸市北消防団淡河支団
・神戸市長田消防団
・神戸市垂水消防団
・姫路市姫路東消防団
・姫路市姫路西消防団
・姫路市飾磨消防団
・尼崎市消防団
・明石市消防団
・芦屋市消防団
・伊丹市消防団
・豊岡市豊岡消防団
・豊岡市出石消防団
・赤穂市消防団
・宝塚市消防団
・三木市消防団
・川西市消防団
・小野市消防団
・三田市消防団
・丹波市消防団
・南あわじ市消防団
・淡路市消防団
・たつの市消防団
・播磨町消防団
・佐用町消防団
※上記参加者他、県内消防本部職員・市町防災担当職員32名