平成26年度第2回女性消防団員技術研修会
     
    〜救急救命講習と防災体験を実施〜
(公財)兵庫県消防協会

 平成27年2月15日(日)兵庫県広域防災センターにおいて、今年度2回目の女性消防団員技術研修会を開催し、県内22消防団から、92名の女性消防団員が参加しました。
 この度の研修会は、2部構成で午前の部は救急救命講習を、午後の部は防災体験を行いました。

 

 まず救急救命講習ですが、県内各地で開催される市民向け救急救命講習は、女性消防団員の活動の中でも大きな位置を占めています。県内には、市民向けの救急救命指導は、100%消防団員が行っているという消防団もあるほどです。
 この度は、兵庫県広域防災センター救急救命士養成所の教官方と、兵庫県消防学校の教官方に協力していただき、心肺蘇生、AEDの使い方を指導していただきました。

各班で胸骨圧迫を実践中

 研修会には、ベテランの女性消防団員さんから、発足間もない初心者の女性消防団員さんまで、様々な方が参加されています。知識のレベルに関係無く参加者を班分けし、それぞれの班で教官方が指導をして下さいました。指導教官から、市民へ指導する際のポイントとして「胸骨圧迫は5p押し込むとか、一分間に100回以上行うなど、数字はきちんと覚えておき、自信をもってはっきり参加者へ伝えることで、参加者からの信頼を得られる。」というアドバイスを下さり、多くの参加者の心に残ったようで、メモをとる姿も見受けられました。

 

 参加者からは、「今まで意識していなかった部分も分かり、復習になってよかった。」「周囲の安全確保は、市民向けの講習会に新しく取り入れたい点だった。」「質問にも丁寧に答えていただき勉強になった。」「救急救命講習は、繰り返し行うことで身につくものであり、身体に覚えさせることで、いざという時に役立つため、研修会で取りあげていただくことはとても大切である。」

教官による説明とデモストレーション
 
起震車体験

「指導者の立場で、指導する際のポイントを聞かせていただいたことは、自分たちの今後の活動に是非活かしていきたい点である」という感想が多く寄せられました。
 また、班内で班員同士がコミュニケーションを図りながら、お互いにアドバイスし合う姿も見られ、他団との交流が図れているように思いました。

 

 午後からの防災体験は、寒い中ではありましたが、屋外で行いました。起震車や耐熱耐煙室を初めて体験した参加者が多く、暗闇や煙が立ちこめている中を避難するということが、想像以上に恐ろしかったようです。

教官からロープ結索の説明を受けます

起震車では、過去に起こった地震と同じ規模の地震を体験し、そのゆれの大きさに驚かれた参加者も多いようでした。このことをきっかけに、日頃の防災対策を見直したいという感想が多く寄せられました。
 ロープ結索については、日常生活にも利用できるものなので、自宅へ帰って練習したいとおっしゃる参加者が非常に多かったです。教官方の軽快なトークと的確な指導で、参加者は飽きることなく、日頃の防災対策の大切さを学ぶことができました。また、付き添いで来られている各消防本部の方々も、積極的にロープ結索の指導やアドバイスを行って下さり、本当に和気藹々とした雰囲気でした。

 

 今回は、実技のみで全て班行動を行い、参加者は皆、班内のコミュニケーションを充分に図ることができ、他団との繋がりを深められたようです。
 この度学ばれた内容を、参加者それぞれが自団へ持ち帰り、今後の活動に繋げていただければと考えます。今後も県消防協会として、女性消防団員ならではの活動に役立つような研修内容を考え、女性消防団員の活動の幅を広げていくお手伝いをしていきたいと思います。

ロープ結索に悪戦苦闘中
 

女性消防団員の皆さんが、次回はどのようなことを学べるのか楽しみになるような、バランスのとれた研修を企画して参りたいと思いますので、是非ご参加下さい!!

 最後になりましたが、本技術研修会では、県広域防災センター長をはじめ、消防学校の皆さまにも多大なご協力を賜り、本技術研修会を滞りなく終了することができました。紙面ではございますが、厚く御礼申し上げます。

 参加消防団については、次のとおり。
・神戸市灘消防団
・神戸市兵庫消防団
・神戸市北消防団
・神戸市垂水消防団
・姫路市姫路東消防団
・姫路市姫路西消防団
・姫路市飾磨消防団
・尼崎市消防団
・明石市消防団
・芦屋市消防団
・伊丹市消防団
・豊岡市豊岡消防団
・豊岡市出石消防団
・加古川市消防団
・赤穂市消防団
・宝恷s消防団
・三木市消防団
・川西市消防団
・小野市消防団
・三田市消防団
・南あわじ市消防団
・播磨町消防団
※上記参加者他、県内消防本部職員・市町防災担当職員29名