豊岡市出石消防団 女性団員 部長
中村 明子さん(49歳)の巻

 
「女性消防団員として」

 豊岡市出石町は、平成17年4月に近隣1市5町と合併し、新しく豊岡市となりました。

 出石町は「但馬の小京都」と呼ばれ、沢庵和尚ゆかりの地として、また、出石皿そばが名物で、年間約100万人の観光客が訪れる町です。

 出石消防団女性消防団員は、平成5年北但初の女性消防団員として結成されました。女性の持つ優しさとソフトな感覚で、広報を中心に活躍しています。

 活動内容としては、春・秋の火災予防パレード、年末警戒はもとより、月1度の定期訓練にはマイクを持ち、広報車で町内を巡回し、年間を通じて地域住民に火災予防の啓発に努めています。また、出石町で行われている盆踊り大会では、女性団員と男性団員有志で変装踊りに参加し防火のPRを行っています。さらに11月3日のお城祭りでは団員の協力により、日用雑貨を提供して頂きチャリティーバザーを開催し、収益金で障害者作業所への支援活動をしたり、ひとり暮らしの老人宅へ季節の花や鉢植に防火チラシを添え、消火器・防災無線の点検等火災予防の啓発を働きかけています。

 秋の火災予防週間には、幼稚園児による幼年消防隊と共に町内をパレードし、住民や観光客に防火意識の啓発を行っています。

 私達、女性団員は直接、火災現場に出動することはありませんが、男性団員と共に基礎訓練や礼式通常点検、救急救命講習等の実技をはじめ、出初式や操法大会での進行補助を努めています。

 県の女性消防団団員研修会や、全国女性消防団員活性大会等にも積極的に参加し、他団の団員との交流や情報収集を行い、女性消防団員としての意識向上を図ると共に、技術の習得に努めています。

 一昨年の台風23号では、出石町を含め豊岡市全域において甚大な被害を被りました。消防団員はもちろん、他県からも沢山のボランティアの方々に助けて頂き、本当に感謝の気持ちで一杯です。この経験により、市民一人ひとりが、災害に対しての備えの大切さを学びました。しかし、近年、都市化が進み、私達の町でも核家族化、高齢化が進み、災害における対策が大きな課題となりつつあります。

 今後も男性団員と共に地域の「安全・安心」を守るため、予防・広報活動の任務を遂行しながら、救命・救急・救助や防災等の技術を習得し、精進していきたいと考えております。



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