赤穂市消防団 第15分団 班長
山崎 正弘さん(46
歳)の巻

山崎さん
「平常心の消防操法」
1 選手として挑戦

 今年もついに操法の季節がやって来ました。私の生まれ育った地域は、高齢化が進み、若い力を求めて団員勧誘するにも対象者がないのが現実です。ですから、操法の選手を選抜するのも、年齢など言っていられません。私も気力を振り絞って、選手(指揮者)を引き受けました。常日頃から運動もせずに参加するわけですから、怪我をしてほかの選手に迷惑をかけないかが、唯一心配でした。足を引っ張らないよう自分なりに、軽くジョギングをしたりして操法大会に向け徐々に体作りをしていきました。

2 平常心での操法

 今回の私たちのチームは、4月に入団したばかりの新人2名と、2回以上の経験を持つベテランの3名で、規律、節度等統一させていくのが大変でした。夜勤や家事都合で選手全員が揃って練習できる日が週に2回ほどしかなく、大会までの短期間に仕上げることが出来るかどうか不安でした。

 しかし、それは要らぬ取り越し苦労でした。過去何回も上位を占めている我が分団は練習方法が確立されていました。選手が休めば誰かが入ってそこを補い、雨が降れば詰め所で整列やノズル操法の練習と、一つ一つの操法を確実に身につけるように練習を重ねていくのです。こうして万全で大会を迎えることが出来ました。後は、結果を恐れず練習通り平常心で操法が出来るかどうか、それが勝敗の決め手。大会が始まると、選手はもちろん指導者も緊張していました。少しでも早く操法を終えたいという重圧は、今でも忘れられません。

 そして、いざ自分たちの出番になると、一心不乱に操法することができ、それまで取り組んできた練習の成果を出し切れた充実感でいっぱいでした。その後は、緊張感から開放され、全員が笑顔で他分団の操法を見守ることができました。後は結果待ち。「これでやっと日常の生活にもどれる。家族にも迷惑かけなくてすむ!」と、思ってしまいました。

3 無欲の勝利に感謝

 何がどうなったのか?優勝?え?・・・全員困惑顔で複雑。しかし選ばれた以上市代表として出場するわけですから責任もあります。中途半端では駄目です。早速、翌日から西播磨大会に向けての訓練が始まり、連日連夜頑張りました。分団指導者はもちろん、消防署職員、団本部の方々にご指導いただきました。また市長、議長には激励をいただきました。しかしながら結果は残念ながら力及ばず、上位に入ることが出来ないまま、今年の操法は終わりました。

 この3ヶ月余り、支えてくれた家族、分団員、消防署職員、団本部の皆様に感謝し、この操法大会を通して経験した数多くのことを次世代に伝えるとともに、これからの消防団活動、日常生活に生かし、地域に貢献できるよう頑張っていきたいと思います。

 
操法大会
 
操法大会


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